先日とある勉強会で発表したスライドが思わぬ注目を集めた訳ですが、
会社名が入っているために自粛した想いを書き綴ってみます。
ぶっちゃけ、個人的な現状への不満を含んでいます。
不適切な表現等あっても寛大な目で見ていただけると嬉しいです。
ということで、ブログの説明にも書いていますが一応…
以下の記述は個人的な見解に基づくものであり、
所属する団体や企業は一切関係ございません。
Chef自体は近年WEB系を中心としたインフラ界隈でかなりの注目を集めている訳で、
コンセプトとして「大規模環境向け」や
「WEBサービス事業者向け」を掲げている訳ではないので、
別に小規模SI案件で使ったらいけないなんてことは全くなく、
むしろ発表でも述べたようにメリットが沢山あります。
AWSについては会社の政治的理由があったり、
主要な顧客の理解が得られなかったりとか色々あるとは思うのですが、
ChefについてはLinuxならどこでも使えます。
(一応Linux以外も使えますが、ノウハウ少なすぎてリスクの方が大きいかと…)
Chefを使って何が代わるかというと、
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手作業→自動化
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手順書→コード
くらいなものです。
これって、会社も顧客も関係無いですよね?
現場レベルでどうやって運用していくかという枠の範囲内だと思うのです。
セキュリティやコンプライアンスの問題が起きることも無いはずです。
なぜなら、
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手順書へのアクセス権=ソースコードへのアクセス権
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サーバの管理権限=Chefの実行権限
とすれば良いだけなのですから。
要は、方法が変わるだけで、
本質は何も変わらないわけです。
別にChefじゃなくてもPuppetでもAnsibleでもなんでも良いのですが、
要は、
「じゃあ、なんで皆使おうと思わないの?」
という想いがあります。
Chefとかに限った話ではないんですけど、
現状が万事上手くいっていれば別に良いんですけど、
仮にそうでないとして、
そこに使える(かもしれない)ツールや技術があって、
使えば何かしらのメリットがある(かもしれない)という状況において、
「使わない」という選択肢を取る理由はなんですか?
リスクがあるからですか?
現状が必ずしも良いとは言えない状況において、
現状のまま突き進むことはリスクじゃないんですか?
やり方を変えることのリスクって現在に対するリスクだと思うんですけど、
未来へのリスクももっと真剣に考えないと本気でまずいと思うんです。
クラウドでITにロケーションが関係なくなる=地方にもチャンス
でもありますが、
逆に言うと中央に地方案件を取られる可能性も高くなるのですから。
僕は地元が大好きで、
IT(特にWEB系)が大好きで、
SIの仕事も大好きです。
ずっと好きな場所で好きな仕事をしていたいです。
だから、もう遠慮するのは辞めることにしました。
主張すべきことは主張していきたいと思います。
これで何も変わらなければ中央の仕事を在宅とかで地元でやらせてくれる所か、
地元で勢いのあるSIerじゃないIT企業に転職するかもしれません。