MySQL5.6のGA(Generally Available)版が近日リリースされるとの噂を聞きました。
リリースされたらすぐに使うかもしれない(少なくとも検証はするはず)ので、
以前から気になっていた魅力的な新機能や改善点をピックアップしておきたいと思います。
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レプリケーションの自動フェイルオーバー
MySQL Utilities(に含まれるmysqlfailover)と組み合わせることで、
レプリケーションマスタの障害時に自動フェイルオーバーができるようになった。
今までも、MHAというDeNA社が社内開発したものをOSSで公開したツールを利用することで可能でしたが、
調べてみたところMySQL Utilitiesの方が導入・設定が簡単そうなことと、
正式サポートの安心感があるので嬉しい機能です。 -
サブクエリの高速化
Semi Joinが利用できるクエリ(基本的にはOR条件ではないEXISTS句やIN句)が最適化されて高速化された。
これは、よく遅くて困るところなので、どれほどのものかかなり気になります。 -
InnoDBのFULLTEXTインデックスサポート
マルチバイトUTF-8にどこまで対応しているのかが不明ですが、本当に正しく使用できるのであれば気になる機能です。
あとは、オプティマイザとCPU効率がかなり良くなったとのことなので、 単純に性能向上がどれほどのものか気になります。
この間のチューニンガソンでは、「5.6にしたら遅くなった・・・」と言っていた方がいたので、
単発のクエリはあまり期待できない気がしますが、
オラクルの公式ブログのグラフでは単位時間あたりのトランザクション数が倍くらいに向上している図があったので、
並列処理の効率アップは期待できそうです。